版画となるシートに新素材を使用しているため、一度の色付けで数枚連続印刷が出来ます。
版画キットについては、スーパープリンツとシート版画生徒用の2種類あります(シートの種類が異なります。他の部品は共通です)。

スーパープリンツのシートは布・両面テープ・紙の三層構造になっています。
→カッターで切りやすくなっています。細かい図柄に適しています。

生徒用のシートは、布、紙の二層構造です。
→カッターだと切る時に伸びてしまって、切りづらいのですが、
はさみで切るのに適しています。価格が安く、教材向けとなっております。

特長

  • 版作りは一種のステンシル技法で、1枚の特殊加工した布制のシートからカッターナイフやデザインナイフで各色版ごとの版を切り抜きます。
  • 版画シートは布制の版材で、裏側は粘着糊を引いたタック紙となっており、そこに直接下絵を書いて切り抜き、その部分の紙をはがして透明板の台紙に張り付けますので、下絵を反転して書かなくても必然的に逆版が出来ます。
  • この版画のポイントはコーナー見当にあります。あらかじめコーナー見当を張っておいてから色版の布シートを貼り付けるので、多色刷りでの刷りずれが起こりません。見当よい学習になります。
  • 刷るときの色は水生マーカーやペンで直接塗るだけで十分です。水彩絵の具の場合はスポンジやたんぽで色を置いてください。版材の表面が色だまりしやすいように処理されていますので、色を置いてもすぐ乾燥することなく、ばれんで刷ると鮮やかに発色します。



1. 版画シート、ナイフ、マーカー、ばれん、台紙、下敷き、見当コーナーを準備します。
2. 下絵を書いてカッターで切り抜いた部分の紙をはがすと粘着糊を引いた面が現れる。
3. 切り込んだ部分を貼り付けて切り取ると、台紙には紙をはがした部分だけが残り、版画出来る。
4. 版が出来たらマーカーなどで色を乗せ、コーナーに刷り紙を合わせてばれんでする。

かんたんにきれいに出来る新素材を使った多色刷りの版画絵手紙を作ります。